PLAY〜アイドルイメージビデオレビュー〜【Reprise】

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インリン・オブ・ジョイトイ/紅色奴隷/日本メディアサプライ/80分/2002年12月12日発売

  【DATA】インリン・オブ・ジョイトイ/紅色奴隷/日本メディアサプライ/80分/2002年12月12日発売

【キャッチコピー】測定不能

【レビュー】

  インリンのソロ3作目、と言うより「ニカグダ」と「ヴァプリキー」との中間に位置するインリン・オブ・ジョイトイのVと言った方が通りが良いだろう。
映像・音・設定・そしてインリンのパフォーマンスが強烈で猥雑だった前作を「過激」と称するなら、本作は「不穏」だろうか。
人気の無い季節外れの沖縄家屋?と海岸が舞台で、やはり中国風衣装からビキニや下着になってオ○ニーしたり丼を砂浜に埋めたり(??)Tバック股間や尻を見せつけたり布団の上で腰を振ったり…と相変わらずの変態行為を繰り広げているがカット割りもBGMも緩やかで、HPでのキャッチコピーが示すように多分に「環境ビデオ」的ではあるがそれも「ニカグダ」と比較してのことで、インリンは笑みを浮かべてはいるものの一言も喋らず、前述の行為を淡々と行っているのでとにかく不気味である。
 
そしてVは戸棚からカラシニコフを取り出した瞬間から急展開を見せる。激しく鳴り響くBGMの中、【H】のシーンでは怒りの形相でアメリカ国旗模様のミサイル風船を踏みつけ(着ているのはビンラディンTシャツ!)、【I】ではピンクカツラに黒エナメルビキニ+ブーツで不敵に笑いながら(目は笑ってないので非常に恐い)鞭を振り回す(ついでにローションでオ○ニーも)。観る側が呆気にとられるのを尻目に、Tバックの尻を露出したインリンは彼方へ去ってゆく…。

映画好きな人にはATG(特に大島渚吉田喜重作品)やドゥシャン・マカヴェイエフの「WR:オルガニズムの神秘」 、あるいはゴダールの「ウィークエンド」(=銃をとる女)を想起させる本作=インリン=エロテロ活動。
 
「月刊インリン・オブ・ジョイトイ」を見て「幽霊のようだ」と書いたコラムをどこかで読んだが、確かに本作のインリンも現実味が希薄で、その神出鬼没さは「ツィゴイネルワイゼン」(鈴木清順監督)の大谷直子を思わせた。

「ニカグダ」およびがこのVがアイドルイメージビデオから大きく逸脱しているのは今更言うまでも無いが、それでもインリングラビアモデルとしての魅力は窺える。コンパクトながら引き締まったボディに腕・脚(特に足首!)、豊満ながら大き過ぎない胸とお尻…改めて観ると稀有なスタイルの持ち主であることを改めて認識した。

HPや他メディアでのインリンおよびヒラオカノフスキー氏のコメントには真面目さ・純粋さを感じたがそれ故「笑えない」のも確か。
いかなる崇高な志を以ってしても「世界一の消費大国/消費者」である日本/日本人相手には分が悪いだろう。
白石美帆の尻をひたすら追った藤代冥砂やモデルの股間を撮りまくる小塚毅之のような「ただのエロカメラマン」の方が私的には好感が持てます。
かつて非常に「政治的」な写真を撮ってきた加納典明あたりは「エロテロ」をどう評価しているのだろうか。

(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)

【主な流れ】

【A=民族衣装?頭に笠】沖縄家屋の前。

【B=白ニットワンピ】外→海岸へ。(モノクロ)白ビキニ。立ったまま股間に手を入れる。

【C=青チャイナドレス】路上。前を外して青ビキニ。キムチ丼?食べる。丼を砂浜に埋める。※A~Cシンクロ。

【パケの手ブラ&ほどけた紐パン】廃墟で床に座る。

【D=赤×ベージュのフード付ノースリーブ】屋内。縁側に座る。戸棚からローター出す。外に出て股間に装着しながらガニ股。【

E=赤光沢ビキニ(下Tバック。以下★)】海岸。M字開脚。砂浜にうつ伏せ開脚。※D~Eシンクロ。【A】井戸から水を汲む。縁側に座る。

【F=変形赤チャイナドレス・下Tバックパンツ】廊下でオ○ニー。

【G=ピンク花柄ブラ&パンティ★】尻アップ。ローから股間アップ。※F~Gシンクロ。室内。

【A】を脱いでピンクランジェリーブラ&パンティ★で布団の上。人魚ポーズ→蹲踞→四つん這い→後ろ向きに蹲踞→騎乗位風に腰を振る。

再び【A】を着て戸棚からカラシニコフを取り出し外へ。

【H=オサマ・ビンラディンの顔が描かれた黒Tシャツ&下ビキニパンツ?】嘉手納基地横。アメリカ国旗模様のミサイル風船を踏みつける。

【I=ピンクカツラ・黒エナメルビキニ★+黒ブーツ】廃墟。鞭を振るう。四つん這い→蹲踞の姿勢でローションを股間に塗る。彼方へ去る─END。

 

【評価】測定不能☆☆☆☆☆

【レビュアー】 vibeon!