PLAY〜アイドルイメージビデオレビュー〜【Reprise】

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小野真弓/Astraia/RAIN/65分/2003年6月6日発売

 
【DATA】小野真弓/Astraia/RAIN/65分/2003年6月6日発売

【キャッチコピー】小野真弓はアイドル史上最高の「笑顔の天才」である!

【レビュー】

 「アコム」のCMから全国区アイドルになった小野真弓初のイメージV。
 
今までのグラビアアイドルの中には「ボディよりも笑顔が最大の魅力」という人が時々出てくる。
 
これは「営業スマイルではなく、日常で嬉しいとき・楽しいときと同じ顔で笑える」ということで、宮前るい和希沙也松藤あつこがその代表選手だと私は思っているが、オノマユはその更に上を行く「笑顔の天才」ではないだろうか。
 
宮前・和希は動いてるときの可愛さがグラビアで発揮されない(いわゆる「おすまし顔」が硬い)のが弱点なのに対し、オノマユはグラビアでも満面の笑顔で、くるくる変わる表情がどれも親しみ易く、観ているこちらまで楽しい気持ちにさせてくれる。
 
それでいて意外と布面積小さ目なビキニを着てくれたりするし、また「非グラビアアイドル的」な庶民的ボディなのに適度に柔らかそうで(胸やお尻が「お手頃サイズ」なのもまたイイ)、「巨乳至上主義」なグラビア界にあってオリジナリティをしっかり確立しているのも興味深い。
 
本作はいわゆるヴァーチャルデートもので、「観ている貴方」が旅行先のグアムで現地のホテルでガイドの仕事をしている真弓と出会い、ドライブ→一緒にビーチで遊んだり買い物や部屋でごはん(ここでオノマユが作ったトマトとナスのパスタ、普通に美味しそうな出来でした)、そしてデート&おしゃべりと続く(但しRPG的な要素は無し)。
 
その合間に水着=ビキニもあるのだが外撮りのシーンは(買い物等も含め)カメラが露出調整に失敗して白トビが多かったのが惜しまれる(水着は映像特典の方が良く撮れてる)。しかし本作はドラマ・デートシーンが良かった。
 
まず主観カメラとオノマユの距離がすごく近いのだが、「カメラが近い」というより「オノマユが近い」。この手のヴァーチャルデートものは過去にも度々あったが、台詞がお定まりでタレントの読みも巧くなかったり、カメラとの距離も微妙に離れている(近いようで近くない)ためにピンと来るものがほとんど無かった。
 
しかし本作でのオノマユは満面の笑み(ほっぺたピンク!目が三日月になってる!)でカメラに近づき、まるで友達に話しているかのように親しげに、また自然に(妙な間が開くことがない)カメラと会話している。
 
例えばC-8の話の内容も「役の女の子」ではなく「小野真弓」としてトークしているのだが、うまくドラマとシンクロしている。
 
もしかしたら脚本無し・アドリブでしゃべらせているのだろうか(※注)?Tシャツ姿の彼女は声もやや低めで、びっくりするほどタレント的なオーラが無いが、臨場感が妙に生々しい。
 
また、「友達以上恋人未満」な女の子と一緒に居るときの微妙な距離感・緊張感が再現されているのに感心しました。
 
C-9での夕陽を見ながら一瞬見せる切なげな表情も印象的だったが、最大のハイライトはC-13のシーン。黄昏時、空きボートの中で二人きりになり、「明日帰っちゃうの?もうちょっといようよ」とおどけながら笑顔を作っているオノマユだが、だんだん口数が少なくなっていき、涙をこぼす。
 
「やだ、おかしいよね」と照れ隠しに笑ってみせる…そこからC-14の別れのシーンへと繋がって、非常に切ないクライマックスになったわけだが、この一連の流れ、こういう「普通の人の演技」が出来るってオノマユ何気にすごくない?
 
とにかくオノマユの涙に激萌えです。 水着シーン撮りの失敗が悔やまれるのと(カメラマンは猛省すべき)、過剰気味な「I wish」みたいな女性vocalなどマイナスもあるものの(あとジャケのミミズを並べたようなロゴは何なんだ)、絶妙の間を作りだした演出と安易なアート・映画志向ではない「身の丈に合った」ドラマ、そしてもちろん素晴らしい演技と笑顔を見せてくれたオノマユに拍手を送りたい。
 
アイドルイメージVとしての総合評価は星3つで、基本的には「ファン向き」の作品ですが、オノマユが好きな人は絶対必見!
 
あの涙を見たら今まで以上に彼女を好きになれると思います。 (※注)本作でのオノマユの演技(アドリブ?)、ジュリー・デルピー&イーサン・ホーク主演の映画「恋人までの距離」を思い出したけど…監督は知ってたのかな?
 
喋りに定評の有る井上和香にもやってほしいですね…とここまで書いたら、本当に「WAKAMANIA」(フジテレビ)というヴァーチャルデートDVDが出てしまいました。
 
テイストはかなり違うものの、妙にエロい内容だったのでこちらも観てみましょう。

(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)

【主な流れ】

1.ダイジェスト~タイトル。

2.自室。パジャマで寝ている→起きて自転車に乗り職場のホテルへ。

3.ホテルのフロント係の真弓と会話→一緒に車に乗る~海へ。白&赤ヒモワンピ。

4.海。ピンクビキニで遊ぶ。

5-6.ショッピングモールで買い物。

7.青Tシャツ着てキッチンで料理。パスタ食べる。

8.部屋でおしゃべり。

9.夕陽を見ながらトーク

10.4のピンクビキニで砂遊び。

11.マリンスポーツ・テニス。オレンジビキニでシャワー。

12.庭。白ワンピでのイメージショット。

13.夕暮れ。停泊中のボートの中で別れの会話。黒ワンピ。

14.見送り~お別れ。

15.エンドロール~海岸。手紙を書く。

(映像特典)黄ビキニ・ピンクビキニでのスチール撮影風景。

【評価】★★★☆☆

【レビュアー】 vibeon!