PLAY〜アイドルイメージビデオレビュー〜【Reprise】

アイドルのイメージビデオのレビューサイトです。

小野真弓/photosynthesis/ポニーキャニオン/35+29分/2004年4月21日発売

 
【DATA】小野真弓/photosynthesis/ポニーキャニオン/35+29分/2004年4月21日発売

【キャッチコピー】ポニーキャニオン、アイドルイメージV廃業宣言!

【レビュー】

 本作の特色はC-2・3に集約されているので、そこから指摘したい。
ベッドでシーツにくるまるオノマユのくるくる動く楽しそうな表情とパーカーを脱いで白ビキニになるまでのアクション・そして白ビキニを着けた胸・お尻・おなか(あとVゾーンも)それぞれの小ぶりな膨らみがすごく可愛いボディ…と、相変わらずの「可愛いお姉さん」ぶりが発揮されているし、画質も良好でビデオカメラに収めた「素材」はかなり良いものだったろうに、やたらと早いカット割りで切り刻まれたため、断片的で落ち着かない印象になってしまった。
 
上記の他にもC-5-6(パーカーの谷間を気にして「こうしたら巨乳に見えるかな~?」なんて言っちゃうところもイイ)、C-8あたりなど奇を衒わず普通に(竹書房やI-ONEがやっているような)編集すれば良かったものを、何故こうも余計な「変化」を付けたがるのだろう。
 
「直球」を投げる自信が無いメーカー(ヤングサンデーや学研BOMB!など)ほどこういうことをやりたがるようだ。
 
それにしても(本来沢山あったはずの)水着ショットが少ないのは非常に勿体無い。
 
確かにオノマユの笑顔には大いに魅力を感じるから水着を差し置いてそっちをメインに撮るのも良いが、ならこの早いカット割りと、それに本作では少なかったが(C-10)岩佐真悠子Cocoon」で横行した(岩佐Vは本作よりもっと酷かった!)被写体をわざわざ観辛くするエフェクトは何なのか。
 
はじめからロクな「絵」が撮れていないのならまだしも、下らないセンスで優れた素材を刻まれたことに腹が立った。
 
本作のようなアイドルイメージVは端的に言えばアイドル=小野真弓を観たい人のためにあり、「どう観るか」はユーザーに全面的に委ね、作り手の主張などは最小限に止めるべきだろう。
 
アイドルの名前をタイトルに冠して商品化してるのだから。
 
これはミュージックビデオなどの「映像作品」ではないのだ。
 
どうもここのスタッフ連中は水着を否定的に考えているようだが、その「高尚」な、言い換えれば「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき」思想とやらはどこから生まれてくるのか。
 
そんなに「お芸術」をやりたいのか?それとも「内面を撮りたかった」とか言うのだろうか(そんなもん、そう簡単に撮れてたまるか!)。
 
そんなスノッブ気取り、「変化球」という名の逃げの姿勢、卑屈な自己主張…それらがポニーキャニオンを駄目にしたのだ。
 
水着を撮るのが嫌なら水着ゼロでDVDを作って売ればいいだろうし、ビキニ姿のジャケットでユーザーを釣ろうとするやり方は実にアンフェアだ。
 
だいたい水着(特にビキニ)というものは着ている女の子の魅力を強調するものであり、それを否定するなどというのは片手落ちもいいところ。
 
いやそれどころか、体を張って前向きに仕事をしているグラビアアイドルを馬鹿にしていると思う(※唯一評価すべきは特典映像の「パジャマのオノマユ寝るまで自画撮りでタイムは超長い─こちらは逆に何の手も加えていない─が、リアルな臨場感があって個人的に面白かった。
 
しかし関連作品の「Re:action」はオノマユ自身の編集で、通して観るのが辛い代物である)。
 
更に付け加えるなら、「一年先のスケジュールも埋まっているようなメジャータレント」に狙いをつけ、高額なギャラで一本釣りして自己満足なVを撮り、内容ではなくタレントのネームバリューでVを売る(あとよせばいいのに松金洋子根本はるみなどの巨乳アイドルにも手を出したりとか2本組セット売りとか)ポニーキャニオンのやり方も気に入らない。
 
これによりタレントのギャラが高く設定され、それを払えない他メーカーからVが出せなくなってしまうという弊害も生まれているのだ(オノマユや森下千里井上和香らを竹やI-ONEが撮ってもいいはずなのだが…)。
 
これからのキャニオンには水着仕事の無い女優やモデルを相手に仕事することを強く勧める。
 
こちら側=グラビアアイドルの領域には今後入ってくるなと言いたい。

(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)

【主な流れ】

1.タイトル。
2-3.ベッドの上。緑キャミ+下に白ビキニでシーツにくるまる。キャミ脱いで白ビキニに。
4.シャワー室。黒キャミ。
5-6.オープンデッキ。グレーパーカー+下にピンクビキニ。犬と戯れる。
7.バスを運転?
8.列車の中。白ビキニでシートに横たわる。
9.C-3の続き。
10.海岸。赤?キャミ。モノクロのイメージ映像。
11.C-7の続き。
12.廃駅の前。グレータンクトップ+ロングスカート+紺パーカー+グレーコンバース
13.C-5・6の続き。
14.森の中。ピンクキャミ。
15.C-3の続き。
16.川?をバックに白キャミ+ロングスカート。
17.ホテルのベッドの中。パジャマ姿の真弓が自画撮り。
ex.C-17の全長版。

【評価】★☆☆☆

【レビュアー】 vibeon!