PLAY〜アイドルイメージビデオレビュー〜【Reprise】

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佐藤寛子/LOVER'S EYE/小学館/40+9分/2004年6月2日発売

【DATA】佐藤寛子/LOVER'S EYE/小学館/40+9分/2004年6月2日発売

【キャッチコピー】これは「王道アイドル路線」ではない。いいかげんに目を覚ませ!

【レビュー】

 ヤングサンデー誌は充実した巻頭・巻末グラビアを毎週に渡って掲載し、また「読者全員サービス」のスペシャルDVDはタイムが短いながらも満足度の高いものもいくつかあったが、店頭発売されるイメージDVDはどうもはっきりしないものが多い。
 
本作にしてもパーツ狙いの無いダラダラ撮りの水着ショットが続き、更に画面に「四角い動く枠」や「黒い縁取り」というエフェクト、C-3ではポエムのようなワードまで入れてしまう時代錯誤ぶりで、VEにそんな手間かける暇が有るならボケた画質を何とかしろと言いたい。更に冗長なインタビュー・トークは全体の大半を占め、テンポも悪くかなりイライラさせてくれる。
 
C-5の黄ビキニシャワーくらいが唯一の見所と言えなくもないが、結局、佐藤寛子のボディの凄さもキャラクターの魅力も全く伝わってこなかった。
 
要するに「撮れてはいるが捉えていない」のだ。これはアイドルイメージVのみならず視覚表現全般に言えることだが、被写体のどこに個性がありどこが魅力的なのか、それを観る者に伝えるには「描写」するという意識が撮る側に無いといけない。
 
それなのに、カメラはただ回してればいい、タレントには喋らせとけばいい、あとは編集やVEで取り繕う…こんな「描写」を放棄したやり方は絶対に間違っていると思うのだが、問題はこの監督(OHSHIMA TAKAOという人)が他所のメーカーでも撮っていて、ヤンサンだけでなくリバプール(旧デジキューブ)を始めとする他メーカー(イーネット島本里沙「情熱」は余りに勿体無かった…竹書房赤松寛子は未見だが危険性高)でもこの手法が顔を出しているのだ。

もう一度書くが、この手法は王道でもスタンダードでもなく、「絶対に間違っている」。
 
各メーカーは何でも丸投げにせず、制作者にどんな傾向が有るのか目を光らせておく必要がある。
 
メジャーアイドルを起用できる恵まれた環境にありながら、相変わらず続くヤンサンVの迷走。
始めの酒井若菜釈由美子からの「ボタンの掛け違い」がまだ直ってないのだろうか。別に着エロをやれと言ってるわけじゃない。
 
佐藤寛子も出たPure Smile クラスのVを作ることはそれほど難しいことではないと思うのだが。

(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)

【主な流れ】

1.Opening~ダイジェスト。
2.インタビュー1。
3.海岸。オレンジビキニで走る。
4.インタビュー2。
5.プール。赤ビキニ。黄ビキニでシャワー。
6.連想トーク。水色ビキニ。
7.白ビキニ。
8.自己PR。
9.トーク
10.白ブラウス+紫スカート。海岸。黒ビキニ~END。
特典映像…メイキング・買い物。

【評価】☆☆☆

【レビュアー】vibeon!