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【コラム_10】代表戦をぶっとばせ! モーニングタウン 06/09レポート(2002/06/11)

【コラム_10】代表戦をぶっとばせ! モーニングタウン 06/09レポート(2002/06/11)

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2002年6月9日に青山劇場で行われたモーニング娘。のミュージカル「モーニング・タウン」の夜公演に行ってきました。奇しくも本日は日本-ロシア戦が行われるという日本国民にとって非常に大事な一日。非国民と言われようが、サッカーの生観戦は諦め、モーニング娘。一本で今日は行こうと。 夕方五時過ぎに渋谷に着くと、もうそれは代表のユニフォームを着ている人の多いこと多いこと。三人に一人は着てるんじゃねーの? いや。それはあまりにも言い過ぎですが、いつからそんなにみんなサッカー好きになったの? ってぐらい男も女も、ユニフォームやら、アンブロのTシャツやら、サッカーのことで頭がいっぱいらしい。サッカー大国であるイギリスや、イタリアを見ればわかるように、こんないっぱいのサッカー好きがいたら、そりゃあ仕事しなくなるわ。仕事もズル休みするでしょうよ。なんか引きました。あなた達がいい歳したモーオタに引いてるようにですよ。あ、僕のことですか。

 

ミュージカルを見る前にとりあえず腹ごしらえにと、246沿いの有名ラーメン店の「唐そば」へ。しかし、日曜定休にがっくしとぶっ倒れ、仕方なくふらりと近くにあった釜揚げうどんなんぞを食い、青山劇場へと向かうのでありました。

 

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6時10分前ぐらいに会場に着くと、そりゃあいますわな、あのピンクの特攻服って何処で売ってるんだろうな……。とりあえず都内じゃないことを祈ります。あの濃いい人たちと自分は違うんだ、俺たちはこのモーニング娘。というムーブメント、来世に受け継がれるであろうムーブメントの歴史的証人になるんだと自分に言い聞かせ、会場へ。いや、そんな事を言い聞かせても結局いっしょなんですけどね。気持ちは彼らと。一回目の公演時にはカメラ使用をするという不届きものがいたらしく、カメラチェックはメチャメチャ厳重。チャックというチャックを開けられ、くまなくチェックされました。 そしてデジカメは預かり所に預けて会場へ。会場内はすでに人で埋め尽くされており、モーニング・タウンの始まりを静かに待っているのでありました……。

 

青山劇場は全席数1200というサイズの劇場で、普段のライブで一度に三万人を相手にするモーニング娘。にとっては非常に小さな劇場である。前回の埼玉アリーナでライブを体験したときは、三階席。肉眼で見るともう豆粒が動いているようにしか見えず、結局左右に設置された画面を見てしまうという状態に陥ったのだが、今回は完全に肉眼で娘。達の姿を確認できますよ。生涯最も娘。たちと近づいた瞬間です。同行した生モーニング娘。初体験の友人は「こんなに近くに加護ちゃんが」と……絶句状態。あんた、もうちょっと席が近くて目が合った(ような気がしちゃった)ら、たぶん昇天してますよ。

 

ええ、ここからはネタバレになるので、「ミュージカルのストーリーと結末はしりたくないぞ! プニョンペン!」っていう人はご遠慮ください。

 

静かに幕が上がり、先ずは第一部「行け! 夢が丘商店街」の始まり。今回のミュージカルは二部構成になっており、一部に登場する娘。は飯田圭織安倍なつみ吉澤ひとみ加護亜依高橋愛新垣里沙の6人。

逆側に大きなショッピングセンターが建ってしまったために寂れてしまった商店街で、だんご屋の娘である阿倍がパティシエを目指し、有名パティシエ「リカ(ココナッツ娘。)」のモンブランとオヤジのアンを奇妙に融合させた折衷ケーキ「アンブラン」(モンブアンではありません)を完成させ、だんご一筋のオヤジを説得し店を改装。

アンブラン専門店をオープンさせて見事にヒット。そして商店街が寂れてしまったために土地を売って商店街から離れて行ってしまう友人達と別れを告げる、と簡単に説明するとそんなお話なのですが、この回ではもう加護オンステージという感じで、おいしいボケとダジャレ、やっさんのモノマネ、そして物語の大落ちまで加護というありさまで、まさに加護オタ昇天の内容。

なっちの張りのあるミュージカルヴォイスもすべて加護にかき消されてしまったような、そんな状態でした。一部終了後に友人は興奮を隠しきれず「加護危機説は完全に回避された! 加護人気下落とか行ってたヤツでてこい!」と拳を上げて喜ぶ始末。

 もう一人の友人にビールを一口もらい、個人的には非常に期待している二部へと挑みます。そういえば、去年のミュージカルではキャイーンのウドが休憩中に生ビールをがばがば飲んでいたなあ……。オーラ全く発してなかったなあ。

 

さて第二部は「時給720円! 青春見習い中」。保田圭矢口真里後藤真希石川梨華小川麻琴辻希美紺野あさ美の8人が出演。

夢が丘商店街の逆側に建ったショッピングセンターの中に入っている“キッチンバーガー”というハンバーガーショップで働く人たちの様々な人間模様を描きます。安田店長、石川バイト、矢口フィアンセがバリバリのエリートである後藤主任に恋心を抱く中、おっちょこちょいで新人バイトである紺野あさ美に全てを持って行かれてしまうという“BOYS BE”もビックリの展開。

今回の脚本はつんく御大が書いたらしいですが、元ネタは「スチュワーデス物語」? のろまな亀の紺野あさ美に後藤主任は次第に(というか突然)惹かれていきます。

簡単に言いすぎですが、そんな内容です。

 

この回では“売れてるアイドルのカントリー娘。”というメタかつちょっとだけ痛い設定でカントリー娘。もゲスト出演。ストーリーの途中には石川梨華も交えて超名曲“はじめてのハッピーバースディ”を熱唱するというボーナストラックまでついて、個人的にはかなり楽しめた内容でした。

というか、カントリー娘。のアルバム「カントリー娘。大全集1」はかなり良質のアルバムなので、まだ聴いたことがないひとは是非聴いてみてください。

第二部はとにかくチャーミーのかわいさと、「マイケルジャクソン?」と誤認するほどカッコイイダンスを披露してくれたごっちんにやられてしまいました。

矢口のブリブリもかなりよかったですが。

 

そして五分の休憩を挟み、みなさん待ってましたの第三部。前の席では指の間という間にサイリウムを指しまくっている気合いの入ったファンもちらほらといて、もう完全にコンサート会場さながらの殺伐さ。

オールスタンディングです。

幕が上がり、「Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~」から始まり、「ハッピーサマーウエディング」、「ザ☆ピ~ス!」。高橋愛の訛りが印象的だったMCを挟んで「恋愛レボリューション21」、「そうだ! We're Alive」でそそくさと退場。ミュージカルにも関わらず当然のようにアンコールが掛かり、最後はキラキラ衣装+はたきを持って、「でっかい宇宙に愛がある」で終了。

 

あっというまの第三部でしたが、ヒット曲連発でかなり上がりました。生「ホイ!」もしっかりと確認できたし。

アンコールでは「LOVEマシーン」をやや期待していましたが、最後は「でっかい宇宙に愛がある」で。この曲は最後を締め括るには本当に良い曲で、まさにみんなが一つになる曲。

 

「ミュージカル大団円」といった感じで幕は閉じました。 大きなハプニングも無く、公演は無事に終了。あずけたデジカメを受け取り、記念に青山劇場を撮影。

イレギュラーの露店も撮影。

その間友人はパンフレット2000円と後藤のバッジ300円を購入。

全く車の通ってない青山通りを横目にして、興奮さめやらぬまま渋谷駅ハチ公口に到着。

 

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するとサッカー終了後の警備のため、防弾チョッキを着用した警官が約50人ほど整列して立っている。

デジカメ持ってたんで撮影しようかなと思いましたが、こんなところで職質されてもどうかなと思ったので自粛。 「いままでなにしてたの」「いや、ちょっとモーニング娘。のミュージカルを……」なんて会話を公衆の面前にさらされるのは、さすがに僕もちょっと辛いので……

せっかく上がったテンションも下がっちゃいますよ。

 「お前らサッカーなんか見てる場合じゃねーよ! トランス大好き! とかいいつつ騒ぎたいだけの10代の少年とやってることは同じだぞ!」と心の中で思いつつ、後半戦に間に合うように、そそくさと帰路に就くのでありました。(2002/06/11)

 

【執筆】PLAY