PLAY〜アイドルイメージビデオレビュー〜【Reprise】

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仲間由紀恵/digi+KISHIN DVD/小学館/43分/2002年6月19日

digi+KISHIN DVD 仲間由紀恵

【DATA】仲間由紀恵/digi+KISHIN DVD/小学館/43分/2002年6月19日

【キャッチコピー】オビに短しタスキに長し?。。。新型「 写真集 」。。。

【レビュー】

 ボクは写真に関して詳しくありません。撮影の技法とか、個々の「 写真家 」に関する知識も、殆ど有りませんので、作家の持つ独特の「 クセ 」みたいなモノも特別に意識する事は有りません。
 
なので、篠山紀信に関しては、語る言葉を持ちません。 本作、仲間由紀恵のデジキシンDVDは、基本的には「 写真 」です。
もしくは、写真を見せる表現の延長線上に有るモノだと思います。アイドルビデオの文法からも少し外れたような作品だし、なにせ写真?なので、レビューが難しそーです。
 
ものスゴク動きの少ない女優系ビデオってトコロなので。。。 さて、この未知のビデオ?の分類ですが、グラビア系ビデオウオッチャーとしての、ボクの少ない語彙から本作をカテゴライズしてみると、「 ちょっとダケ出来が良いフォトギャラリー 」とか「 BGMが付いたデジタル写真集 」になっちゃいました。。汗)。。。
 
しかし、本作をデジタル写真集として「使う」事は厳しいかもしれません。
紙の写真集と違い、当然「 自分のペース 」で見る事が出来ませんし、データベース的な機能を全く持っていないのがイタいトコロです。
 
1枚1枚は写真なのですが、結局は動画のように、流れ去ってしまいマスから。。。気に入った写真とかを、ピンポイントで楽しむ事も難しいので、かなりビミョーな構造の作品ですねー。
 
DVDの宣伝文句には「 全く新しい表現方法 」と記述が有りますから、デジキシンは「 写真 」を表現する(売る)媒体、手法としては、新しいのかも知れません。
 
しかし、本作をグラビア系Vとしてしか見れない自分には、一体何が新しいのか明確には分かりません。
だって、DVDのオマケのフォトギャラリーと、それほど違うと思えないンです。。。
 
時間的には10倍くらいの大増量(当社比)なんだけど。。。
 
で、内容の方ですが、撮りおろしデジキシンDVDの本作は、一般的な動画映像のビデオ作品とは、かなり違います。
ごく一部の動画を含んではいますが、ほぼ90%くらいが「 静止画 」を撮影?したものです。
撮影の技法的なモノは良く分かりませんが、素人のコトバでなんとか例えて説明すると。。。
壁に掛けた大きな写真を目標にしてビデオカメラを構え、ズーム機能を使って、寄ったり引いたり、カメラを下から上に移動させたりしながら撮影しているような感じぃーみたいなー。。。って感じデス。
 
静止画を捉えるカメラが動く事(ズーム等)により、写真がゆっくりと、なんとなく動いているような感じを受けるかもしれません。時々短い動画が挿入されますが、1枚の写真に5秒程度を使って、寄ったり引いたりしながら、おそらく何百枚の静止画が、ゆったりと、そしてある意味、目まぐるしく、テレビ画面の中で移り変わって行きます。そして、その状況は43分間、延々と続きます。。。
 
楽しく明るい系なアイドルVを見なれた我々には、ちょっと気持ちの切り替えが必要かもしれません。。。あくまでTV画面で見る写真集ってコトで。。。
 
仲間由紀恵は美しいので、最終的にはギリギリ問題ナイと思いますが。。。
 
写真の方は、ブロマイドとかグラビア的な写真ではなくて、どちらかと言うと「トリック」系より「貞子」系の妖艶系で、艶かしく美しい系の写真が多いと感じました。
 
勿論、白い肌や、キャミから覗く脚や、寄せられた胸元、顔や口元のアップなどは押さえられていますから、一般的にエロい構図も多く、全体的に表情も悪くナイとは思います。衣装はキャミワンピ系がカナリ多いです。
 
撮影場所的には、日本家屋の縁側でキャミとか森で佇むとかカフェでケーキを食べたりとかです。。。 DVDのコンテンツとしては、チャプターの設定くらいしか機能が有りません。チャプター自体は6個(各7分間程度)設定されていますが、全写真のサムネイル表示の機能なんかは有りません。
 
「デジ」って言うくらいだから、もっとデジっぽいコンテンツを作り込んであってもイイと思ったんですが。。。DVDの「性能」を生かしたような作品とは言えないですねー。でも、そーゆートコロって、全然デジキシンのコンセプトじゃ無いのカモしれませんが。。。もう少しユーザー寄りのコンテンツ設定も考えて欲しいカモ。。。
 
DVDのケースも少し変わってます。トールケースの大きさで、ディスク格納部分を中心に三つ折り状態で、左右に三面鏡のように開きます。
 
しかしケース自体を蓋としてロックするような機構は付いていません。材質はコーティングされた厚い紙状のモノです。 まぁ今ドキのコラボレーションってモノなのでしょーが、大御所がアイドルとか若い女優さんを使った、こーゆー新しい試みとか、映像表現とかって、作家の思惑とファン側の期待を、両立して成功するケースって殆ど無いとは思いますけど。。。なにげに売れちゃうンでしょーねー。。。
 
そりゃーハワイの砂浜にロケ行って、濡れキャミ着たアイドルを撮ったビデオの方が、ワレワレとしては、分かり易いですよねー。。。
 
しかし、ヌケるヌケないは別にしても、時代に乗って、ドンドン商売して来る感じっすネー。。。デジキシン恐るべしデス!!

(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)

【主な流れ】

■sequence1)8分50秒)タイトル)
・衣装)ボーダーカットソー。黒キャミワンピ。
ジップアップジャケット+ヘソ出しTシャツ。
・写真)黒キャミワンピで太ももチラ系など。
・動画)[シャボン玉で遊ぶ。][洋凧をあげる。]
[黒キャミワンピの裾を上げ太ももチラ。]
■sequence2)6分20秒)
・衣装)ベージュのジャケットとジーンズ。
白地に花模様のキャミワンピ。シルク素材シャツ。
・写真)縁側で白キャミワンピで胸元チラ太ももチラ系など。
落ち葉の上でゴロゴロ。
・動画)[開いた唇を花に寄せ噛む。]
[シャツを脱いでキャミに。]
■sequence3)6分40秒)
・衣装)黄色カットソー。薄紫花柄系ワンピース。
白地に草系模様キャミワンピ。
・写真)大口開けてケーキを食す。
白キャミワンピで太ももチラ系など。
・動画)[布を畳む映像を逆回しでマジック系。]
[カフェでケーキを食べる。]
■sequence4)7分25秒)
・衣装)ピンクタンクトップとピンク膝上タイトスカート。
ブルー長袖シャツ。
・写真)スカートから脚チラ系など。
・動画)[憂いな表情。]
■sequence5)6分40秒)
・衣装)七部袖カットソー+ピンクパンツルック。
赤系ワンピースにストール。
・写真)森で佇む。悲しげな表情など。
・動画)[ボールで遊ぶ。][悲しげな泣き顔アップ。]
■sequence6)7分20秒)
・衣装)白ニット。赤キャミワンピ。黒キャミワンピ。
黒ストッキング。シースルー系キャミワンピ。
・写真)開いた唇や瞳のアップ。黒キャミワンピで胸元チラ系。
赤キャミワンピで太ももチラ系など。
・動画)[歯磨き顔と唇アップ。][草原を歩く。]
■7)スタッフロール。

【評価】★★★☆☆

【レビュアー】トオル