【DATA】松金洋子/LOLITAパラドックス/フォーサイド・ドットコム/40分/2004年3月25日発売
【キャッチコピー】貫禄の爆乳、頂点からの帰還!
【レビュー】
まず「動」のシーンが凄く、海岸でビキニの洋子が走り回る様をカメラも一緒に動きながら激しく揺れるおっぱい(ブラから溢れんばかりに上から横からはみ出ている!
ホントにHカップ?)を的確に捉え、また洋子も自分でカメラに向かって乳を突き出すほどノリが非常に良い。
更に他のビキニ同様おっぱいが溢れそうなタンクトップでバスケまでやってしまう。
これらに対して「静」は、壁や塀、あるいは街中で立ちポーズの状態から顔から脚(めちゃ細い!)までを丁寧に撮るシーンが多く、またビキニでソファーやベッドに寝転ぶショットや浴室でのオイル塗りなどもあり、こちらでもも前述のビキニやタンクトップからの「溢れ乳」を堪能できる(C-5でベッドで転がるときに枕を持たせなければ完璧だったのだが…)。
全体的にカメラのムーヴはやや忙しいが、撮るべき「軸」がしっかり有るため撮り逃しも少なく、満足度の高い内容になった(因みに監督はI-ONE「めろん」と同じKOSAKA MASAKI氏で、何を撮りたいのかはっきりしなかった「めろん」での失敗がここでは見事に払拭されている)。
洋子のおっぱいについては各方面で語られているので、ここでは洋子のグラビアアイドルとしての成長ぶりを評価したいと思う。
デビュー時と比較してグラビア・動画での「見せ方」が格段に上達しているのだ。特に本作ではC-2でのオレンジビキニなど、立ちポーズが素晴らしかった。
目線に表情・手脚もピシッとセクシーに決めているし、そこから更に上体を反らして爆乳を強調するので強烈なインパクトになる(ちょっとだけ下乳も見えてたりする)。
このような熊田曜子やKAORIなどにも匹敵するポージングを動画で決めるのは簡単にはいかないと思うが、爆乳という強力な武器がありながらそれに甘んじず、日々グラビアについて研鑽を重ね(洋子の趣味=グラビアアイドル研究、というのは伊達では無かった!)、本番では全身に神経を行き届かせ、更に爆乳を「乗せて」勝負する。
この「志」の高さ・頭の良さ、そしてそこから生まれた魅力が大いにあるからこそ私は彼女を「爆乳女王」と称したわけです。
そんな洋子に対し、03年後半あたりからボコボコ出ながらその殆どがキワモノ止まりで終わった「B100cmオーバー」タレント達に何が欠けているのか、「スイカ」と本作を観れば解るのではないでしょうか。
PS.ところで、あの夏目理緒に決定的な作品が未だ無い(04年8月現在)のは、撮る側も撮られる側も「軸」がはっきりしていないからだと思うのだが…(だからグラビア仕事のカンを掴んでいない時期から一度に2本分撮るのは良くないんだっての!)。
夏目君も洋子先輩から色々と学んでほしいものです。
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(※このレビューは2009年以前に執筆したものです。)
【主な流れ】
1.海岸。白ビキニで走り回る。ローアングル・胸アップ。公園。白Tシャツ+下赤ビキニパンツで縄跳び1。
2.室内。緑ビキニでソファーに座る~うつ伏せ~寝る。建物の外壁をバックにオレンジビキニで立ちポーズ。縄跳び2。
3.塀をバックに緑花柄キャミ・下に緑ビキニで立つ。岩場。黒ワンピ水着(前がファスナー)+ヒール。白×赤水玉タンクトップ+下赤ビキニパンツでバスケ・胸揺れ。
4.海岸。赤ビキニ。四つん這い~走り回る~座りポーズ。街中。赤テンガロンハット+C-3のタンクトップ+赤スカート+ブーツ。縄跳び3。
5.樹をバックに黄色ビキニ・首にマフラー。ベッドの上。ベージュビキニで転がる。蝋燭の灯る浴室。黒ビキニでオイル塗り。ドアをバックに臙脂×白水玉ビキニ。
【評価】★★★★☆
【レビュアー】vibeon!