【コラム_15】「オリジナルアイドルビデオ」は男の夢なのか。(2007.03.07)
アイドルビデオやAVを見ている人なら必ず一度は画面に向かってこう叫んだことがあるはず。 「俺の方がもっとイイのが撮れる!」 と。
PLAYのレビュアーの一人、Tサンもレビューで良く書いているが、やっぱり「俺ならこう撮るぜ!」的な発想は誰にでもあるもんなんでしょう。
それを実際に実行にうつした人もいます。
アイドルビデオドットコムさんなんかでは、着エロっぽいオリジナル動画を配信したりしていたし、このブログからリンクしているuramenさんなんかも、最近はオリジナル着エロを作り始めたみたい。(着衣の誘惑)。
最近はビデオカメラなんかもすごく安くなってきているし、編集もパソコンさえあれば簡単にできてしまうもんね。
だからやろうと思えば簡単にできちゃうんでしょうね。 まあもちろん、死ぬほどアイドルビデオやDVDを見続けている僕もそんな願望がないわけでもない。
動画ってテキストに比べたら何十倍も説得力があって面白いし、アクセスも稼げるんだよなあ。
サンプル動画を置いてるだけで、ものすごいアクセスがくるみたいだし、コンテンツのひとつとしてはものすごく魅力的なんです。
ただ、自分で一からアイドルDVDをすべて作るとなると、話は別。
たとえば、音楽どうするの? 著作権フリーのCDを買うのか。とか。それとも自作するのか?とか、 ビデオカメラはやっぱり今だったらハイビジョン撮影できるヤツじゃないとダメだよなー、とか。
だったらハイスペックのPCで、Premire、もしくはMacのiMovieHDで編集したいよなあ、とか。
配信にするのか? その場合は有料にするのか? とか、たとえばそれをDVDにして1000円で販売するとしたら、制作費はいくらぐらいで? 100枚売っても10万だから、たいしたロケもできないしな…。
なんて、まずそういう細かいことを考えてしまいます。 しかしそんなことより一番問題なのが、撮らせてくれるモデルさんがいるかどうかってことですよね。
まず自分好みのモデルさんを見つけるのが大変だし、個人で楽しむだけならまだしも、公開、もしくは販売するとなると、その人の肖像権とかがからんできちゃう。
アイドルビデオドットコムや、uramenさんの「着衣の誘惑」なんかでは、モデルの顔出しがNGのようで、ボディしかうつせないという制約があるみたい。
でも着エロだから成立するんでしょうね。でも、アイドルビデオを作るとなると、やっぱ顔出しNGってのはありえないよなあ。
表情で萌えるものってのも確実にあるし。 なーんていろいろ考えると、自分の思い描く「理想のアイドルビデオを作る」なんてのは、ホントに難しいし、とってもじゃないけど割に合わない。
それにもちろん。僕が数百本のアイドルビデオを見ているからって、いい作品は撮れるとは限りませんよね。さんざんレビューで批判しているクセに、そんな作品のクオリティさえ越えられなかったらもう目も当てられないですよね(笑)。
PLAY作で★☆☆☆☆、なんてことになったとしたら、もうこのサイトは即閉鎖ですよ(笑)。
餅は餅屋といいますが、まあそんな感じで今のところはアイドルレビュアーを貫いて行きたいと思ってます。
あ、ちなみに。もし「本物のグラドルであんたの好きなようなものを撮ってあげるから言ってみな」って監督やプロデューサーに言われたとしたら、「リメイク」、「トリビュート」、「リミックス」を提案したい。
最近映画とかでも「リメイク」って流行っているけど、寺尾友美「Pichi-Pachi」とか、優香「to」、乙葉「FB」などの名作DVDを、頭からケツまで、丸ごとそのまま今の旬のアイドルでやる!
もちろん衣装は同じもの、もしくは限りなく似たものを着用する。
カメラアングルやロケ地なんかもできれば全部一緒で。 これは絶対いけるはず。
もちろん、オリジナルのアイドルを超える作品にならないと意味ないんだけど。
「リメイク」&「トリビュート」&「リミックス」シリーズ。 どっかのメーカーさんがやってくれないかなあ。
【掲載日】2007/03/07
【執筆】PLAY